保険料を負担に感じたとき「考え方・解約・払済・延長」

保険料を負担に感じたとき「考え方・解約・払済・延長」

保険料の支払いが負担になってきたとき、どうすればよいのでしょうか?

お客様からの相談の中で保険料負担が日常の生活を圧迫しているという内容も数多くあります。今回は考え方と方法をお伝えできればと思います。

備えたい項目ごとに保障を見直す 保険料負担を感じた際に最初にすることは、自分に必要な保障を検討することです。必要な保障はその人の年齢や家族構成、環境や仕事によってさまざまですし、将来のどの部分に不安を感じるのかも個人差があります。自分にどの保障が必要なのかはご自身(ご家族)できちんと決めるようにしましょう。

決めた後にどのような方法があるかをお伝えします。

①「解約」でいいのか?

契約当初は無理なく支払えていた保険料が、その後収入が減少したり支出が増えたりして支払いが困難になるケースもあります。こんな時、多くの方が真っ先に思い付くのは「解約」ではないでしょうか?解約すれば保険料の負担は無くなりますが、万一時に保険金を受け取るという当初の目的は達せられなくなります。こうならないよう、「保障」を残したまま保険料の支払いを止める方法はないのでしょうか?

②「保障」を残しながら保険料の支払いを止める

もし加入している保険が「終身保険」や「養老保険」といった解約したときにある程度お金が戻るタイプの場合、解約せず保障を残したまま保険料の支払いを止める方法があります。※今回は終身保険を例に解説します。

③払済保険に変更する

保険料の払込を中止した時点での解約返戻金を一時払保険料に充当し、元の契約の保険期間を変えずに保険を切り替える方法です。支払った代金の一部で、それで買える分だけ買う…という感じです。終身保険の場合、貰える期間は変わりませんが貰える金額(保険金額)が少なくなるという仕組みです。

④延長保険に変更する

前述の「払済保険」が、①「商品」は小さくなる②「保障の期間」は変わらないのに対し、「延長保険」とは①「商品」の大きさはそのまま②「保障の期間」が短くなるという、逆の仕組みです。保険料の払込を中止した時点の解約返戻金をもとに、それまでと同額の保険金額で買える期間を「定期保険」として継続する方法です。

保険料を負担に感じた時の考え方・解約・払済・延長についてを説明しましたが、先ずはお一人おひとりのライフプランニンで現状分析することも必要ではないでしょうか。